日々、日中が暑くなってきますね。ニュースで今日は昨日以上に暑くなる予報で、内陸部では今年初の「真夏日」を記録するでしょう。とのことです。また、大阪管区気象台の予報では、近畿管区でも梅雨入りし、集中豪雨や台風が多い時期になりますので、気を付け対策をしましょう。

真夏日とは最高気温が30度以上の日のことを指します。人はもちろんですが、水稲や野菜などの農作物にも影響が出ます。まずは自分の体調を整えて、農作物の管理に努めましょう。

【農作業する人の対策】

・暑熱環境下での作業がこれから多くなります。こまめな水分補給・塩分補給や休憩を心掛け、特にマスクを着用しての作業は熱中症に十分注意し、一人での作業は避けましょう。屋外で人がいない場合はマスクを外すなどして対策しましょう。

【農作物への対策】

水稲:生育前半で高温が続くと、稲の生育が旺盛になり、過剰分げつや籾数過多を招きます。これは乳白粒を増加させる事例があるため、中干し作業の徹底等で茎数・籾数の適正化に努めましょう。また、台風接近前に用排水の点検をし、稲自体に影響が及ばないよう深水湛水しましょう。台風通過後は速やかな排水に努め、間断灌かん水行い、生育回復を図りましょう。

豆類:水分が天敵となりますので、浸水、冠水被害を減らすため、排水溝・明渠排水の点検を行うことにより、適正な圃場排水に努め、土壌の感想を促しましょう。

野菜類:台風通過前のハウス栽培では、ハウス内に風が吹き込まないように、被覆資材破損部を補強し、しっかりと閉めきり、資材固定金具やハウスバンドが緩んでいないか点検して締め直し、サイドが風であおられないよう固定しましょう。台風通過後は滞水している場合は速やかに圃場の排水に努めましょう。また、液肥を施用し、草勢の早期回復を図りましょう。

台風、強風、大雨等でハウスが倒壊した等の被害が出た場合、京都府や国の補助事業を使って修繕することができることもあります。補助事業が活用できるかどうかについては、要件等に合致しなければいけませんが、そういった被害がでた農業者様は一度、農林課までご相談ください。

自然災害による農作物・施設・機械等に被害が出た場合のお問い合わせ・相談先

与謝野町役場農林課 農業振興係(農作物・ハウス関係)、農業土木係(井堰、法面等)TEL:43-9023