町を挙げての、自然循環農業。

自然循環農業の町 与謝野町 Since 2000

「自然と調和し、いいお米が作りたい」
昭和の時代、高度経済成長とともに
私たちの暮らしは豊かになっていきました。
やがて食が多様化し、全国でコメが余りはじめたことで、
「沢山作ればよい」という考えから
農業者の意識が変わり始めました。
自然と調和した農業がしたい…
でも、畜産業のない与謝野町では天然の有機資材がない。
それなら、町にある豆腐工場から出る「おから」を利用して、
有機質肥料をつくることができないか?
これが、与謝野町の自然循環農業の始まりでした。

自然と共に生きる町 「与謝野」

自然と共に生きる町 「与謝野」

与謝野町(よさのちょう)は、京都府北部、日本海に面した丹後半島の尾根を背景とした町です。大江山連峰をはじめとする山並みに抱かれ、野田川流域には肥沃な平野が広がり、日本三景 天橋立を望む阿蘇海へと続いています。その恵まれた自然環境の中で、農地からの流れ出る、化学肥料等の余分な養分は野田川と阿蘇海の汚染に影響していると考えられてきました。
与謝野町では自然との共生を望む農家の思いによって、有機質肥料の使用を促進し、化学肥料の使用を低減させる農業への転換を推進してきました。その中核が、与謝野町が開発した100%有機質「京の豆っこ肥料」です。与謝野町は自然と共に生きる町の使命として、「大地の恵みを、大地に返す。」をモットーに、独自の自然循環農業を推進しています。

与謝野町の自然循環農業

与謝野町の自然循環農業は農作物の加工過程で生まれた天然素材を肥料化し、次の農作物に活かすことで、循環のサイクルを作り出しています。おから、米ぬか、魚のあらといった天然素材から作られる与謝野町オリジナルの肥料「京の豆っこ」は力強い土を育て、かつ河川・海の汚染を最小限にとどめます。大地は肥沃に保たれ、水は美しく循環する。その恩恵が、また次の農作物に活かされます。

美味しく安全な農作物 3つの条件

01 自然環境 100年

自然環境 100年

日本三景 天橋立を有する阿蘇海と、自然豊かな大江山。ミネラル豊富な水が育む肥沃な大地が与謝野の農業を支えています。

与謝野の自然環境
02 土づくり 10年

土づくり 10年

与謝野町の農業の特徴は、独自の「土づくり」にあります。この土づくりの中核となるのが有機質肥料「京の豆っこ」です。

与謝野の土づくり
03 人の手 1年

人の手 1年

与謝野町はその自然環境から農業に適した地域ですが、最終的に農作物の美味しさと安全を実現するのは、やはり人の手です。

農家と人の手