農水省と厚生労働省、環境省は6月1日から8月末までの3か月間「農薬危害防止運動」を始めました。

これは農薬の飛散防止を徹底して事故防止につなげるための運動です。農薬といえば農業者が使用するイメージが強いですが、一般の方が家庭菜園で使うようなホームセンターで買う除草剤や殺虫剤等も含まれます。

もちろん、おいしい野菜やお米等の農産物を作ろうと思うと、農薬は必要です。ですが、使い方や保管方法を誤れば、重大な事故につながることもあります。

農業者も一般の方も今一度、使用方法のラベルの確認や施錠し子供や第3者の手の届かないところに保管することが大事です。また、風の強い日に農薬を撒くことも避けましょう。農薬がドリフト(飛散)し、民家の洗濯物や家の中に入ったりします。中には少量の農薬に敏感に反応して気分が悪くなる方もいます。

農水省がまとめた2018年度の農薬事故調査によると、死亡事故が4件中毒事故が21件あり、2年連続で増えています。

毎年使っているから慣れていると感じるのではなく、一つ一つの農薬が劇薬だということを再認識し、一層の注意をしましょう。

また、与謝野町でも環境保全のために農地の畦(あぜ)はなるべく除草剤を使わず、草刈り機を用いて人の手で丁寧に草刈りを行うことを推進しています。(以下ページ参照)

町のホームページ:https://agricycle.jp/agricycle/farmer/

農水省のホームページ:https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tekisei/