秋の農繁期は、コンバインやトラクターなどの農業機械を使って農作業を行なう機会が増え、農作業事故が多くなる時期です。また、残暑で気温の高いことも予想されており、熱中症の発生にも注意が必要です。毎年、約300人が農作業中の事故で命を落としています。そのため、京都府および京都府農業機械士協議会では、秋の農繁期である9月から11月までを重点期間とし、農作業安全運動を実施しています。

〇運動期間 9月1日~11月30日

04 チラシ②(重点事項)のサムネイル

 

 

 

 

 

 

<秋の重点呼びかけ事項>

  1.  機体が大きいコンバインやトラクターの運転では、運転席からは見えない死角が多く存在する。死角などにも十分に注意し、後進時にはより慎重に運転しよう。
  2.  コンバインの詰まりやトラクターの清掃など農業機械の点検・整備の時は必ずエンジンを停止し、十分な安全を確保して作業しよう。
  3.  耕耘機での後退時は後方確認を徹底し、転倒や巻き込まれによる事故を防ごう。
  4.  ほ場の出入りや段差を十分注意して、転落・転倒による事故を防ごう。
    ・トラクターでの作業が終わったらほ場内でブレーキペダル連結
    ・トラクターの道路走行は低速
    傾斜地での高速移動やクラッチ操作の禁止
    ・小型作業車は、荷物を積んだらスピードダウン
  5.  作業機を付けた状態で公道走行する際には、灯火器類、作業機の幅(1.7m以下)、運行速度、運転免許を確認しよう。

<事故防止のための注意事項>

  1.  大丈夫と思ってもムリせず、休憩しながら余裕のある作業を心がけよう。
  2.  給油の時には必ず機械を停止させてから行い、こぼれたらすぐにふき取り、余った燃料は適正な容器と場所で保管しよう。
  3.  安全キャブ・フレーム付きトラクターではシートベルト・ヘルメットを着用しよう。
  4.  作業環境を改善し、危険箇所をなくそう。